パンダ笹団子のブログ

パンダちゃんや動物中心のブログです

元気すぎて

家のカンナちゃんが元気すぎて、ついていくので必死です。まだ子猫だからなのか、凄く遊びたがるし、わたしの行く所はどこにでもついてくるし、掃除したり本読んだりパソコン開くと邪魔をしてきます。甘えん坊のかまってちゃんですね。どうやってかわすか、それが日々の課題です。しかも朝は3時位から起きて、かまって攻撃が始まります。いつもは仕事に行くので早く起きるのは気にならないのですが、ゴールデンウィークにも関わらず、今日は6時に起きました。掃除をしてやっとで朝ごはんです。おちおち家でゆっくり食べられないので、こっそり外で食事です。今はカンナちゃんのいないすきにブログ書いていますよ。もうすぐ広い所に引っ越す予定なので、今よりはよくなるかな?と思っています。とはいえ、いつもは12時間は留守にしているので、こういう時こそかまってあげないと、と思って一緒に遊んであげています。今日はうっかり頭ゴツンしてしまったので、気をつけないとダメですね。では、そろそろ戻りたいと思います。


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奄美大島のノネコ駆除について週刊文春に記事掲載

奄美大島のノネコ駆除の計画があるのをご存知でしょうか?アマミノクロウサギは固有種として保護の対象となっています。ですが、猫による補食が確認されたとして、長期的に捕獲して殺処分するというものです。ですが、じっさいにはアマミノクロウサギの確かな個体数を調査したわけでなく、アマミノクロウサギの死亡原因はロードキル(交通事故)が圧倒的です。また、個体数が減少しているわけでもなく、むしろ農業被害が出ているそうです。ノネコというカテゴリーは初めて知ったのですが、いわゆる家猫と野良猫は動物愛護法のカテゴリーに入るけれども野生化している猫は別枠となり鳥獣法のもと、殺処分してもいいのだということになります。いくら殺処分ゼロを目指してもノネコの殺処分はカウントされないのです。元々種として同じ猫であり、たまたま住環境が違うだけでカテゴリー分けをして安易に殺処分するようなシステムを作っていいのでしょうか?環境省と地元の自治体が躍起になって猫の殺処分を進めるのは、その裏にユネスコへの自然遺産登録という目標があるからです。一度却下されていますからなんとしても自然遺産登録までこぎ着けたいのでしょう。アマミノクロウサギを保護するために猫は外来種で排除すべきであると地元に啓蒙するような活動もしています。

実はWWF外来種であるノネコを排除するのはやむを得ないという見解だったので、何度も質問してみました。けれどもどうも納得がいきません。ボランティアの皆さんが、必死に殺処分を食い止めようとTNRを頑張って実施されているのです。詳しい記事が先週発売の週刊文春に掲載されています。今日までなら購入可能です。是非読んでいただき事実を知って下さい。宜しくお願いいたします。

うちの子を紹介します

昨日病院に連れて行こうと思ったのですが、なかなかキャリーバッグに入ってくれなくて大変苦労しました。いつも狭いところやクローゼットなど自分から進んで入るのに、どうしてキャリーバッグには入らないんだ~~!と焦る私です。予約いれて順番をとっているので、順番が来るまでになんとかしないと大変です。そこでまた、うちの子を譲渡してくれた保護猫さんに連絡をとって自宅に来ていただきました。ソフトキャリーケースはふにゃふにゃしている上に、上から入れられないので、ハードタイプで上からふたをかぶせるタイプのものがよかったと今更後悔です。結局保護猫さんに手伝っていただき、なんとかケースに入れることができました。結局病院まで付き添っていただき本当に感謝感謝です。病院で診てもらったところ、特に異常はなくて健康とのこと、何かの刺激による気管支炎も考えられるけれども、しばらく様子見がいいとのことでした。できれば咳をする様子を動画で撮ってもらうといいということでした。とはいえ実際家に帰ってその現場を動画におさめようと思っても、もたもたしてしまい、撮り逃してしまいます。なかなか難しいものですね。

というわけで遅ればせながらうちの子をご紹介します。名前をカンナちゃんと言います。もともと保護されたときからその名前ですし、わたしも家に来てからずっとカンナちゃんと呼んでいるのであえて名前を変えませんでした。

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まったりしてます

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鏡に映る自分の姿をじーっと見つめています

今日は仕事お休みで、ほぼ一日中家にいるのですが、やっぱり昼間はお昼寝してますね。夕方から夜中が活動タイムなので私は夜中に目が覚めることしばしばです。それでもとってもかわいくてかわいくて何をやっても許せてしまいます。もうそろそろ起きてくるかな?と思いますがまだすやすやと寝ています。天使の寝顔ですね。うちの子自慢をしてしまいました。

あなたのペットが殺される!?ー間違いだらけの獣医選びー 読みました

ちょっと過激なタイトルの本ですが、「あなたのペットが殺されるー間違いだらけの獣医選びー」という本も最近読んだのですが、こちらもお薦めの一冊です。この本は2002年に初版が出ているので、かれこれ18年も前になります。著者は個人ではなく、好奇心探検隊 編 という形になっており、個人名ではありません。獣医師編とペットショップ・ブリーダー編の2つの構成になっており、匿名で業界内部を暴露している本です。タイトル名で気になってしまい、ついつい購入してしまいました。

読んでみて思ったのですが、18年前も現在もさほど変わりはないじゃないか、ということです。要するに動物をとりまく状況はまったく変わっていないということです。獣医師編では悪徳獣医師のことが色々と取り上げられていました。語っているのは匿名の獣医師です。この人は良識のある人のようで、こういう悪徳獣医師を辛辣にこきおろしていらっしゃいました。そもそも動物を命あるものとして見ておらず、金儲けの対象としか考えていなかったり、動物嫌いであったり、技術が未熟なのに開業していたり、とんでもない事実がこれでもかというくらい出てきます。なんだかとても怖くなってしまいました。ペットを診てもらうにしてもしっかりと評判を調べないととんでもないことになりそうです。とはいえ、地方などで選びようがない場合などもあると思います。こういう場合は悲劇としか言いようがないですね。

ペットショップとブリーダーについてもひどいものです。こちらもまた動物を金儲けのための品物としか見ていないのです。語っているのは匿名のブリーダーです。この方はブリーダーとして動物に対して真摯に向き合っているように感じられました。ペットショップや繁殖屋といわれる輩がどういうことをしているか暴露しています。当時はあまり知らない人が多かったのではないでしょうか。今でこそ、生体販売はなくすべきであるとか、8週齢より前に親離れさせるのは問題があるとか、一般的に色々と知られてきています。私自身もそうですが18年前は全くと言っていいほど世間では認知されていなかったのではないでしょうか。生後4週くらいの手のひらにのっかる程度の子犬を競り市にかけたり、ペットショップで仔犬や仔猫をお客さんに触らせたりというのは、現在でも問題になっていることです。

この本が出版されてから18年、日本は進歩したと言えるのでしょうか。よく言えばこうした問題が明るみに出てきて、一般の方々が問題視してきているという点でしょうか。このような足踏み状態を打破していかなくてはいつまでたっても日本は動物福祉の後進国というレッテルを貼られたままになってしまいます。

探してみたところ、この本は出版社へ直接注文もできるみたいです。

インタビュー形式で書かれているので読みやすく、あっという間に読めてしまいます。

是非読んでみてください。

sowa.ne.jp

 

 

犬が殺される~動物実験の闇を探る~ を読みました

先日ある本の出版記念講演会に行ってきました。その本は、動物実験の闇を深く追求したノンフィクション作品です。著者は時事通信社の記者である森映子さん。この方は2012年から6年間に渡り、大学や企業さらには公的機関へ取材をされてきました。その長きにわたる取材で得られたものがこの1冊の本に綴られています。また、本書では取材相手の団体や名前も全て匿名ではなく本名で明かされています。幾度となく取材拒否にあわれたり困難の連続であったと思われます。どのような団体や人物が動物実験に関わっているのか、また動物実験の現実とはどういうものか、そしてその中でどれだけの苦しみを動物が受けているのかということが赤裸々に綴られています。

動物実験といっても一般の人にとっては一体どういうものか全く未知の世界だと思います。しかしながら、私たちが毎日の生活の中で当たり前のように消費しているものの陰に、たくさんの動物の命が闇の中で葬られてきたことを忘れてはならないと思います。そうです、動物は私たち人間が快適に暮らしていくための犠牲となっているのです。例えば医薬品、医薬部外品、洗濯洗剤、台所洗剤、シャンプー、トリートメント、化粧品、あらゆる分野で動物実験が行われています。また、農作物を育てる上で農薬が使われますが、これも例外なく動物実験されています。そう考えると、わたしも動物を食べていないと言いながらも、動物実験された農薬を使った野菜を食べていることになるのです。大学の教育現場で飼育されている動物たちの飼育状況や実験や実習などもひどいありさまに驚きを隠せませんでした。獣医学部で獣医を目指している学生さんたちは皆動物に対して愛情があって、そういう志を高く持っているに違いないと思いがちなのですが、やはり皆が皆そうではないということです。内容については是非本書を読んでみて下さい。本当に信じられない、ということが日常的に行われていますし、日常化しているから動物を物のように扱えるようになってしまうのだろうと思います。もちろん中にはそうではない獣医師の方もいらっしゃることは事実です。

今回の動物愛護法改正についても動物実験で扱われる動物たちは愛護法からははずされているのが現状です。前にも言及しましたが、医系の議員が真っ向から反対しているせいです。まがいなりにも一時は獣医師or医師を志した人間なのですから、それなりの倫理観を持っていてしかるべきだと思うのですが、現実はそうではないようです。動物実験の動物はどうして愛護法からはずされるのか、結局のところ研究者や企業のエゴや古い慣習が残っていて、そういった研究や企業の利益にマイナスになると考えているからなのでしょう。それに加えて医系の議員が後押しするような状況になっている。これではいつまで経っても動物福祉は実現されることはありません。日本はこのようなことでいいのでしょうか。

本書は動物実験の闇に光を当てると同時に、今消費者である私たちにできることはなんなのだろうか、またどのような行動をとって選択していくべきなのかということを改めて考えさせてくれます。獣医師も、普段私たちが生活で消費しているものも、現実をしっかりと見極めて選択していく必要があると思います。例えば医薬品であればジェネリックを選択する、化粧品は動物実験をしていないブランドを選択する、食べ物はオーガニックを選択する。それほど難しいことではないので、生活の一部を少しずつ見直していくことが私たち消費者にできることではないでしょうか。

なお、現在では少しずつではありますが、動物実験に代わる代替え法も研究が進められているようです。ですが、まだまだその道のりは遠く、たくさんの動物たちが犠牲になっていることは事実です。

アマゾンから購入できますので、ぜひ本書を手にとってみてください。

https://www.amazon.co.jp/犬が殺される-動物実験の闇を探る-森-映子/dp/4886838529/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E7%8A%AC%E3%81%8C%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B&qid=1553417478&s=gateway&sr=8-1

 

8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の許可制を求める緊急院内集会に参加

TOKYO ZEROキャンペーンさんの呼びかけにより、3月19日(火)に「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の許可制を求める緊急院内集会」に参加してまいりました。今回は300以上の動物愛護団体が集会に参加および賛同されたそうです。現在国会の真っただ中で、動物愛護法の改正に向けて大詰めに向かっているところです。超党派の国会議員の方々で作られている「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」が、繁殖業者やペットショップなどへの規制強化のために尽力くださっています。けれども一部の国会議員が反対しているようで、こうした業界に対する規制がゆるくなってしまうのではないかという可能性があるとのことです。一部というとなんとなく察しはつきますが。

この日はTOKYO ZEROキャンペーンの代表理事である藤野真紀子氏ならびに女優の浅田美代子さんやミュージシャンの世良公則さんや作詞家の湯川れい子さんという、そうそうたる顔ぶれの方々がいらっしゃっていました。超党派の議員の方々も、福島みずほ氏をはじめとする、多くの議員の皆さまがいらして、熱い議論を交わしていらっしゃいました。

各議員の方から現在の進み具合などの報告がありましたが、聞いているだけで歯がゆくなってしまったのが本音です。今回の改正で、子を親から離すのは最低でも8週齢からにするべきという規制を盛り込むだけでも、一部の議員の反対があったり、環境省のお役人が科学的根拠が必要だなどと、普通に聞いたら難癖でもつけてるのかと言いたくなるほどです。逆にどうして8週齢で親離れさせるのがだめなのかと聞きたいです。今や国際基準で考えると8週齢は当たり前ですし、国内外の研究でも早く親から離してしまうと問題行動を引き起こしやすいなどの研究結果も出ているとのことです。

また、福祉という言葉は、日本では人間に対して使われている言葉なので動物に使うことができない、という内容です。これもまた本当に腹立たしくなりました。動物に使っていけないという根拠がどこにあるというのか逆に聞いてみたいです。動物虐待の厳罰化にしろ、現行の2年をその倍に引き上げるのは難しいだの、とにかく法律を作るときには慣例があるのでそういったバランスも考える必要があるとか。いつまでたってもよくならない理由はこういうところにあるんだな、としみじみと思いました。とはいえここで踏ん張らなくては次の法改正は5年後となってしまいます。皆さまが熱を込めておっしゃっていましたが、動物の命は人間より短いです。どんどん先送りすればするほど救えるはずの命が救えなくなってしまいます。

動物を物扱いして金儲けの手段にしている繁殖屋やペット業界、まずはこうした闇の部分に光をあててその闇に潜んでいる元凶を根絶する必要があると思います。それを政治家が利権がらみで隠蔽してしまうのはもってのほかではないでしょうか。

医系の議員は、動物実験の動物を動物愛護法に含めることに真っ向から反対しました。こうして殺処分となって表に数字で出ているだけではなく、闇の中で葬られてしまう動物たちが大勢いるのだということも忘れないでもらいたいです。

国会期間中に、なんとしてもこの最低基準だけは盛り込んでもらいたいと心から思います。もちろん厳罰化もです。これだけではまだまだ国際基準には達していません。ここからがスタートなんだということです。

昔、父がよく言っていました。「世の中で一番怖いのはおばけでも猛獣でもなんでもない、生きた人間だ」と。本当に人間が一番残酷で恐ろしい存在だなと思います。動物の命を守るために絶対諦めずに訴えていこうと思ったわたしでありました。

tokyozero.jp

デンバー動物クリニック~Dr.Jeff~

アニマルプラネットで放送しているデンバー動物クリニックという番組があります。アメリカのコロラド州デンバー市にある動物病院のDr.Jeffを中心として、毎日たくさんの動物たちの命を救うために奮闘している様子をリアルに届けている番組です。Dr. Jeffは見た目はかなりワイルドですが、動物愛がものすごく深いんですよね。動物は人間と違って保険がきかないので、治療費も高額になることもしばしばです。ここの病院では慈善用の予算もとってあるみたいです。例えば、他の病院ではお金がないという理由で門前払いされたけれども、ここの病院では門前払いせずに治療を行うのです。また地域のボランティアとも連携して、保護された犬や猫を治療してあげたりしています。そして里親が見つかるまでスタッフが預かったりしています。また、郊外で家畜を飼っている人のところまで往診に行って、安く良心的な料金で去勢手術をしたりなど、活動は広範囲です。番組でもDr.Jeffはよく言っていますが「この仕事は僕の天職なんだ」と。クリスマスも休むことなく、他のスタッフはお休みをとらせてあげて、自分は入院している動物の世話をしていました。世の中の獣医さんが皆こんな人ばかりだったらいいのに、と思ったわたしです。昨年の夏に来日したみたいですが、話を聞きたかったなあ、と残念です。昨年の夏までは自分の仕事が忙しくて、わたし自身まったく余裕がなかったので仕方がないのですが。また今度来日されることがあれば、是非お話を聞いてみたいです。

そこでDr.Jeffからの大切なメッセージを見つけましたので、是非ご覧になっていただきたいです。元々の英語のサイトを日本語に翻訳してあるので、ちょっと分かりづらい表現もあるのですが、平たく言えば、無理な殺処分ゼロを掲げているけれど、シェルターに入れられたまま生き地獄になっている動物たちがたくさんいるんだよ、まずは不妊去勢手術が大事なんだよ、ということです。英語が分かればそちらを読んだ方がいいかもしれません。

www.animalrescue-sf.org

とにかく資金を集めてシェルターに詰め込み、適正な飼育どころか逆に動物虐待になってしまっているということで問題になったピースワンコを思い出しました。

杉本彩さんもブログの中で、ここの獣医師をしていた方との対談を行ったとありました。内部の実情が赤裸々に語られており、寄付金を集めて立派なシェルターを作り、避妊去勢をせずといった内容でした。

ameblo.jp

外から見ただけでは、シェルターの内部で起こっていることは分からないですし、とてもショッキングでした。かわいそうな犬猫を増やさないためにも、とにかく今は地道にTNRをやっていくことが大事なんだな、とつくづく思いました。まずは避妊去勢をするということを飼い主は責任を持って実施する必要があるのだなと。動物を取り巻く環境はすごく闇が深いですし、情報もたくさんあって実際どうなっているんだ、と混乱することもありますが、冷静に事実をありのままに見て自分の頭で考え、そして動物にとって何が最善なのか考える必要があるのだと思いました。

アニマルプラネットデンバー動物クリニックは本当におもしろいので、色々な人に見ていただきたいです。