パンダ笹団子のブログ

パンダちゃんや動物中心のブログです

3月8日(土)の上野パンダファミリー

久しぶりの上野パンダファミリーです。今日は天気がよくて、昼間はかなり日差しが強かったです。観覧列に並んでいるときも、じりじりと焼けるような感じがしました。観覧列が二手に分かれるようになって、初めての観覧だったので、どんな感じかと思いましたが、やはり進みがいいように感じました。前みたいにきっちり一列観覧ではないので、わりとゆったりと後ろの方で少し立ち止まって見ることができます。ただシャンシャンの小庭の前は狭いのでどうしても立ち止まることができず、歩きながらの観覧になってしまいます。

それから、繁殖シーズンが到来したのですね。上野動物園のホームページには今後のシンシンの発情の状況によって対応をしていく、という内容が載っていました。今年はどうなんでしょうかね?年末に子離れしたばかりだからそうそうすぐには、というわけにもいかないんじゃないかと思うのですが。こればっかりはシンシンに聞いてみないと分からないですよね。新しいパンダ舎が来年の4月頃に完成予定なので、仮に自然交尾が成功してまた赤ちゃんが産まれたりしたら、今のパンダ舎では狭くて大変なんじゃないかと、取り越し苦労してしまう私です。

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落ちそうで落ちないシャンシャン

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リーリーのお尻です

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気持ちよさそうにお昼寝のリーリー

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のんびりなニホンザル

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ごはんの時間です

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シャンシャン至福の時

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シンシンはずっと歩いています

 

Evaさんから署名の報告がありました

公益財団法人動物環境・福祉協会Evaさんから、「動物虐待事犯を厳正に処分するために法の厳罰化を求める請願署名」の署名数について報告がされていました。

今回集まった署名数は245,079筆だそうです。すごい数にびっくりです。

国会の会期末に採択されるかどうかの結果が出るそうです。

動物を思う気持ちがこれだけたくさん集まったのですから、なんとしても採択されて法改正に結び付くことを祈るばかりです。

こちらのホームページから杉本彩さんのメッセージをご覧になれます。

www.eva.or.jp

 

精進料理教室に参加~味来食堂~

3月3日(日)に、全国曹洞宗青年会で開催された精進料理教室に参加してきました。私が精進料理に興味を持ったきっかけは二つあります。一つは、菜食主義でヴィーガンを実践していましたので、自分で料理を作るときの参考にできないかと思ったのです。もう一つは、私の実家で先祖代々お世話になっているお寺が曹洞宗でして、帰省した時に偶然見た「禅の友」という冊子に精進料理教室が開催されるという告知があったので、これはいい機会だと思い参加し始めました。今回で二回目となりますが、前回同様に見た目も美しく、食べても美味しいお料理に感激です。

精進料理というと、肉や魚を使わない料理で、修行しているお坊さんがいただくものというイメージがあるので敷居が高く、味もそっけないのではないかと思われる方が多いと思います。ですが実際食べてみると、見た目も華やかですし、食材本来のおいしさが引き出されていてとても美味しいです。

お肉やお魚など動物性の食材を使わないお料理といえばマクロビオティックですが、マクロビは西洋のお料理ですし、味にくせがあったりしてちょっと苦手という方も多いと思います。その点精進料理は日本食ですので、普段口にしている食事と変わりないですし、特にクセがないので、どなたでも抵抗なく食べていただけるのではないかと思います。

さて、精進料理についてお話が戻りますが、先ほども申し上げたとおり、修行僧が普段いただいている食事です。料理には動物性の食材は一切使用しません。肉や魚だけでなく、卵や牛乳などもです。また、精のつくお野菜(ニラ、ニンニク、玉ねぎ)も使わないそうです。とは言っても、お寺で修行しているわけではないので、家で料理する際は、ニラ、ニンニク、玉ねぎは使ってもかまわないと私は考えています。

こちらが今回のメニューです。

・精進出し汁

・千枚蕪の巻き寿司

・長いもと凍り蒟蒻 梅酢

・落花生ドレッシングのサラダ

・皮つき里芋の炊き揚げ餡かけ

・桜と蕪のお吸い物

・苺のタルト

メニューを見ると洋風なお料理とデザートが二品あります。これも現代版精進料理でしょうか。実際に動物性の食材は一切使われておりません。

今回も僧侶の方が作り方をレクチャーしてくれて、そのあと私たち参加者が少しお手伝いをしながら進んでいく、という流れでした。わたしも少しお手伝いさせてもらいました。ヴィーガンスイーツはすごく興味があって色々調べているのですが、タルトを卵とバターなしで作れるとは思ってもいませんでした。昔は普通にお菓子作りをしていたのでその頃を思い出します。今回の苺のタルトはタルト生地にホイップクリームと苺のコンフィチュールをのせるというシンプルスタイルです。わたしはタルト生地作りに挑戦してみました。タルト生地のつなぎに何を使うのかと思ったのですが、なんと片栗粉でした。それにグレープシードオイルや豆乳を使います。ホイップクリームは植物性を使用しました。

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苺のタルト

手前がわたしが苺を飾り付けたものです。苺のコンフィチュールは程よい甘みと酸味がマッチしていてとってもジューシーでした。タルト生地もほろっとした生地でやさしい甘みのあるクッキーといった感じです。

その他にも色々と料理がありますが、特に気に入ったのは千枚蕪の巻き寿司です。柚子風味の酢飯を千枚蕪でくるっと巻いてあるのですが、蕪と酢飯の相性が抜群でおいしかったです。それからピーナッツドレッシングもピーナツの香ばしさと甘みとビネガーが絶妙にマッチしていておいしかったです。色々なサラダに使えそうですよ。他にも里芋の下ごしらえの方法も勉強になりました。今までは軽く茹でてから薄皮ごと剥いてしまっていたのです。里芋の周りについている毛の部分を硬いスポンジなどで落として薄皮のまま油で揚げるという方法です。この方が、旨味や栄養分も損なわれず、しかも薄皮の部分が揚げたときにパリっとした歯ごたえになります。

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精進料理の完成です

右下のお吸い物には桜の花が入っていました。きれいで食べるのがもったいない感じがしましたが、おいしくいただきました。野菜の色がとても鮮やかで綺麗なので、目でも楽しめます。お味は出汁がしっかりときいていました。体にやさしくて美味しい食事をいただけてとてもよかったです。また次回の開催が楽しみですね。

体にいいだけでなく、自然環境にもやさしい精進料理に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

館山市城山公園のサルとキバタンの様子~アクティブなジョーちゃん~

先月に館山市城山公園を訪れてから早1ヶ月、キバタンのケージが寄附されるなど少しではありますが環境に変化がありました。そこで様子を見るため、3月2日(土)に再度行ってまいりました。この日は肌寒いものの少しずつ春の訪れを予感させるような好天に恵まれた1日でした。公園の入り口から孔雀園までの急な坂道を歩いていきますが、体力には自信のあるわたしでもこの坂道は結構きつく、息があがります。足腰鍛えるにはいいかもしれません。孔雀園入口から右手にあるランちゃんの檻を覗いて見ると、いつも通り檻の中で毛づくろいしたり、外の様子をうかがったりしていました。

前回同様に人もまばらで子連れの親子が何人か訪れる程度です。いつもここに通って動物たちに会いに来ているというご年配の女性にお会いしましたので、しばらく一緒に観覧しながらお話しをさせていただきました。また、飼育スタッフの方もいらっしゃったので、色々とお話しを聞くことができました。

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毛づくろいするランちゃん

キバタンの新しいケージがどうなっているか確認してみると、いつもどおり小屋の中に入っていました。外に出れないせいか最近はあまりしゃべらなくなったらしいです。また、くちばしの力が強いためすぐにケージがだめになり、おもちゃもすぐに壊されてしまうとのこと。人のやることを覚えるのかケージの扉も開けようとするそうです。キバタンのパワーに驚きです。

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新しいケージにいるキバタンのじゅんちゃん

ジョーちゃんはどうしているか見てみると、活発に動き回っている様子が確認できました。今日は飼育スタッフの方がいらっしゃいます。ジョーちゃんの檻の隣にある小屋の中で作業をされていましたので、ジョーちゃんはその音に反応していました。

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物音や人に反応してアクティブなジョーちゃん

まずは飼育スタッフの方のお話しをまとめてみます。ランが育児放棄をしたということが気になりましたが、やはり事実だそうです。血を見るほど危険だったために引き離して、当時の飼育スタッフの方が人工哺育をされたそうです。動物園からつがいでこの公園にやってきたのですが、すぐに雄は亡くなってしまい、ジョーが産まれたとのことでした。飼育下の育児放棄は稀におこるものなのか私にはわかりませんが、何かしらの原因があったのだとは思います。

・群れから引き離されたことによるストレス

・一緒にいた雄が亡くなったことによるストレス

・環境の変化によるストレス

・もしかしたらラン自身も人工哺育だった

上記4つはあくまで私個人の推察であり、事実は不明です。

続いてランの檻についてです。昔、サルを飼育するための檻を頼んだところ、届けられたものは今のランが住んでいる檻だったとのこと。現在の飼育スタッフの方は最初からいらっしゃるわけではないので細かいところは分からずとのことです。ひと昔前はこういうのが当たり前だったという感じでした。それにしても足元も檻になっていて土を踏むことができないですし、エンリッチメントを考慮されていないのは事実です。いずれにせよ、一度育児放棄した母娘を一緒にするのは危険なので現状の単独生活はやむを得ないという状況です。ただ、ジョーちゃんはお母さんの方をよく見ているので気になっているのではないかな、と私は個人的に思います。

実際に檻を新しくすることができればいいけれども、それは市が決めることであるし、そのお金は税金から賄われるものであるため、財政上の問題もあるとのことです。

檻からランを移動させるためには麻酔を使わなくてはいけないことも懸念事項としてあげられていました。高齢のため、麻酔を使用することでの事故も考えられるとのことです。私自身専門的知識がないため、移動するために麻酔が必要なものかどうかは不明です。

以前に、善意からプラスチック製のおもちゃをもらったらしいのですが、ジョーはそれをすぐに壊してしまい、食べてしまったら危険なのですぐに取り除いたとのことです。また、ランの檻を見ていただくと分かりますが、側に木があります。実は昔は屋根が少し開いていたらしく、ランはそこから手を伸ばして葉っぱをとったりしていたようです。ですが何かの指導で屋根は覆わなくてはいけないと言われ、塞いでしまったという経緯があったようです。自分で葉っぱに手をのばせなくなったのでかわいそうだとおっしゃっていました。

譲渡についても聞いてみましたが、既に群れから離されて何年も単独生活しているため、いきなりどこかの群れに入れたとしても攻撃されてしまうこともあり難しいそうです。仮に引き取ってくれたところでも、群れに入れるわけにはいかないので単独で飼育することになってしまうだろうとのことでした。簡単に譲渡というわけにもいかなそうですし、環境の変化にランとジョーが適応できるかどうかも心配なところです。

続いてはいつもこちらに通っている女性とお話しして聞いた内容です。この女性は今までずっと猫を飼っていたそうで、寝るときも一緒だったそうです。「一緒に寝ていると猫の寝息がスースーと聞こえてくるのよ」と愛おしそうにおっしゃっていました。愛猫ちゃんが亡くなってからはずっとこちらにきて動物とお話ししているようです。特にジョーちゃんのことをかわいがっていらっしゃるのが印象的でした。ジョーの檻にタオルをしいてあげていたけれど、このタオルを入れたらすごく神経質になってしまったのよね、とのことです。こちらはよかれと思ってやっていても、難しいわね、と。それからこの女性が来てくれるのがジョーちゃんは嬉しいようで、いつも檻から足を出してくるみたいです。

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足を出してごあいさつするジョーちゃん

この女性はジョーちゃんに「ジョーちゃんはかわいいね、大好きだよ」と何回もニコニコと話しかけていらっしゃいました。その方曰く、動物は感情豊かだし、言葉そのものの意味というより内側にあるものを感じ取っているのよね、ともおっしゃっていました。こうして懐いて足を出してきたりするのはいつもお世話してくれる飼育スタッフの方とわたしだけよ、と、嬉しそうです。もっとも飼育スタッフの人は餌をくれるからね、と満面の笑顔でした。帰り際にバイバイとか言うと、怒るのよ、だからさり気なく帰っちゃうわ、と言って最後まで笑顔で手を振ってくれていました。80代とは思えないくらい若々しくて素敵な笑顔の方でした。こうしてランとジョーを気にかけて通ってくださる方がいらっしゃることはとても嬉しいことです。

今回お話しをうかがってみて、飼育スタッフの方は今ある環境の中で精いっぱいのお世話をされているということが分かりました。ですが一方で、今までずっとこうだったからこのままやっていくしかないというような、変化に対してあまり前向きではない印象も受けたことも否めません。動物を飼えば、当然その為の経費がかかってきますし、檻も老朽化すれば修繕していかなくてはいけません。また、動物本来の習性を考慮して、快適に暮らせるようなエンリッチメントに取り組む必要もあります。特にランちゃんの檻はどう見ても老朽化が著しく動物福祉に基づいているとは考えられないので、適正な飼育ができるように早く改善してもらいたいです。ジョーちゃんも同様です。

ランとジョーの問題から、社会性があり群れを形成して生きていく動物が、人間によって群れから引き離されて、単独生活を余儀なくされていることの残酷さを改めて考えさせられました。ランとジョーは群れの中で生きていくことができたのです。人間の都合で動物をこのように扱うことは、これからの時代はなくすべきではないでしょうか。いずれにしてもランとジョーには、せめてストレスや負担をかけずに最善の方法で環境改善してもらえるように心から願うばかりです。今後もランとジョーのことは引き続きアップデートしていきたいと思います。

 

ブルックリンの勇敢な母猫~スカーレット~

TBSの「笑える!泣ける!動物スクープ100連発」という番組で紹介されていたエピソードに泣けてしまいました。

1996年のアメリカニューヨーク州ブルックリンでの出来事だそうです。

とある廃工場は地元の悪ガキどものたまり場みたいなところでしたが、そこの2Fでひっそりと1匹の猫が暮らしていました。ちょうど子猫が産まれたばかりでした。

ある日、そこから原因不明の出火があり、消防隊員が緊急出動して消火活動にあたりました。消火のさなか、消防士のデヴィッドは、どこからか声が聞こえてくるような感じがしたそうです。そこで「何か声が聞こえないか?」と周りの消防士たちに聞いてみたものの、誰も気づいていない様子でした。しかしデヴィッドは、気になるので見てくると言って中に入っていきました。するとそこにはなんと子猫が4匹いたのです。きっと母猫がいるに違いないと思ったデヴィッドは子猫4匹を他の隊員に預け、またもや燃え盛る建物の中に入って探しました。探し続けると、そこには子猫をくわえた母猫がいました。母猫は1匹ずつ炎の中から子猫を運びだしていたのです。その母猫は体中にやけどを負っており、まぶたもはれ上がっていました。すぐに母猫と子猫5匹を動物病院に連れて行ったそうです。子猫1匹は助からなかったそうですが、母猫と残りの4匹は奇跡的に助かり、子猫2匹ずつと母猫に分けてそれぞれ里親に引き取られたそうです。

母猫はスカーレットと名付けられて、里親さんの下で幸せに暮らし、今から10年くらい前に天国に旅立ちました。そしてスカーレットは亡くなった今でもずっと、勇敢な猫として語り継がれているとのことです。

スカーレットの本や絵本も色々出ているそうなので、アマゾンで探して早速買ってみました。洋書なので届くのはまだ先ですがとても楽しみです。

こちらのニュースにもエピソードが詳しくありましたよ。

news.biglobe.ne.jp

テレビ見ながら号泣してしまいました。動物の本能なのかどうかはわかりませんが、ものすごい愛と勇気を感じました。それにしてもデヴィッドという消防士さんがいなかったら助からなかったかもしれないですよね。久しぶりにとっても感動したお話しでした。

館山市城山公園のサルのジョーちゃん声のない叫びに胸が痛む

アニマルライツセンターさんが館山市城山公園のランちゃんとジョーちゃんの動画をアップデートされているのですが、ジョーちゃんは無気力に同じ行動を繰り返しています。それを見て胸が痛くなりました。

youtu.be

この動画のジョーちゃんの姿に声のない叫びを感じます。

無気力でとても寂しそうな表情、でもどこかで希望を抱いているような。

 

今日はずっと雨降り。

でもいつもと同じ、遊び相手もいないもん。

ママは向うにいるって分かっているんだ。

どうしてあたしここにひとりぼっちでいなくちゃいけないの?

ママのところに行っちゃいけないの?

ここから出てみたいな。

そうだ、この鉄格子をはずせば外に出られるかも。

よいしょ、よいしょ。

やっぱり開かない。。

よいしょ、よいしょ。

あたしをここから出して。

よいしょ、よいしょ。

木に登ってみたいの。

よいしょ、よいしょ。

みんなと一緒に遊んでみたい。

よいしょ、よいしょ。

お願いだからあたしをここから出して。

 

館山市城山公園のサルの飼育状況はまだ改善されるに至っていません。
現在は新たな譲渡先を探すとともに、檻を新しくするための取り組みを行ってはいるようですが、一刻の猶予もありません。

ランちゃんもジョーちゃんも本来の姿で生きる権利があります。

館山市には一刻も早く改善をお願いします。

 

 

 

 

パンダdeナイトII に行ってきました!

今日は東京ガーデンテラス紀尾井町で開催されたイベント"KIOI x パンダdeナイトII"に行ってきました。このイベントは和歌山県アドベンチャーワールド協力のパンダイベントで、抽選で300名が参加できるものです。なんと、このイベントに2000人以上の応募があったそうです。会場も一瞬、えー、というどよめきがありました。当選できたわたしはかなりラッキーだったんですね。

来場した順番に前から座るということなので、早めに行こうと思い、現地には1時間前に到着しました。おかげさまで前から2列目のど真ん中という席でじっくりイベントを楽しむことができましたよ。15:30から開催だったのですが、それまでの空き時間30分間はフォトスポットで写真を撮るために並びました。桜浜と桃浜のパネルの前であたかも一緒に写真をとっているかのような感じで、気分も上々です。イベント開始ギリギリまで粘って3ショット写真を撮りました。パンダグッズも会場の後方で販売されていたのですが、時間がなくてあえなく断念です。そうこうしているうちに会場は熱気に満ち溢れて満席となっていました。

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桜浜と桃浜と3ショット?

15:30にイベントがスタートし、最初はアドベンチャーワールドのパンダ飼育リーダーである遠藤倫子さんのお話しです。彩浜の誕生にまつわるエピソードやパンダの輸送に関する話など、普段なかなか聞けないお話も満載で、会場の皆さんも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。イベントは撮影・録画・録音はNGでしたので、わたしは頑張ってメモをとっていました。色々な動画を交えてお話しが進められ、初めて見る動画に感心しながらうなずくわたしでした。

レジェンドとも言えるお父さんパンダの永明には、ひ孫までいるとのこと。最近デンマークに送られたパンダがいるそうですが、この子は永明の孫なんだそうです。現在高齢となっているため健康診断も念入りにしているようで、血圧も月に2回行い、胸部レントゲンを撮るために両手を上げるためのハズバンダリートレーニングを行っているようです。こうして健康も万全にチェックしてもらっているのが分かるとすごく安心できますよね。これからも永明さんには元気で過ごしてもらいたいものです。

昨年生まれた彩浜は今まで産まれたなかで一番小さかったとのことですが、今までになかったことばかりで飼育スタッフの皆さんも混乱していたらしいです。ですがちょうどこの時期に中国から研究員がサポートに来てくれていたので、この方たちがいなかったらきちんと育っていなかったと思う、とおっしゃっていました。やはり現地の研究員の方たちの経験や技術というものが大きかったのですね。また、良浜の出産も今までとは違っていたらしく、陣痛がないような状態だったそうです。結浜を出産するときのビデオを見せていただきましたが、もう苦しそうで、色んなものにあたっては痛みをこらえているような状態でした。ところが彩浜のときはあまりそういう行動が出てこなくて、ただじっとうずくまっているだけです。そしてそのあと竹を食べ始めたりしたので、飼育スタッフの皆さんは、もしかしたら偽妊娠か流産の可能性があると思って諦めかけていたそうです。そんなこんなで産まれた赤ちゃんが彩浜で、産まれたときは75グラムという小ささだったのに今では10キロを超えてすくすく成長しているとのことです。

このお話しの後に、スペシャルゲストが登場というので誰が登場するのかと会場の皆さんはかたずをのんでいましたが、いきなり現れたのは船越栄一郎になりきったガリットチュウの福島さんでした。会場内はどっと笑いの渦です。そして飼育リーダーの遠藤さんとガリットチュウの福島さんがクロストークという形で終始和やかに進んでいきました。そしてなんと、ライヴ中継で、閉園後のアドベンチャーワールドから彩浜と飼育スタッフの熊川さんが登場してくれました。ここでも会場からは、「おお~」という歓声があちこちからあがります。熊川さんに抱っこされた彩浜ちゃんのかわいらしいことといったらありません。じっとしていられないみたいで、とにかく遊具で遊びたくて仕方がない様子でした。

最後の方でプレゼントの抽選会があり、全部で11名の方に豪華賞品がプレゼントされました。中でも一番いいなあと思ったのが、アドベンチャーワールドのペア入場券とPANDAという本です。なんでも表紙が永明になっていて、今ではレアものなんだそうです。これをゲットできた人たちは感激ひとしおの様子でした。残念ながらわたしは抽選からははずれてしまいましたが、このイベントに参加できただけでも十分です。

記念品もいただきましたし、とても満足なイベントでした。また第三段とか企画されるのでしょうか?楽しみですね。和歌山はまだ行ったことがないので、パンダワールドツアーを目指すわたしとしては是非とも行ってみたいところです。そういえば和歌山の観光PRシンボルキャラクターが「わかぱん」っていうんですけれど、とってもかわいかったですよ。

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わかぱんがかわいい!

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パンダのお土産いただきました