パンダ笹団子のブログ

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8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の許可制を求める緊急院内集会に参加

TOKYO ZEROキャンペーンさんの呼びかけにより、3月19日(火)に「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の許可制を求める緊急院内集会」に参加してまいりました。今回は300以上の動物愛護団体が集会に参加および賛同されたそうです。現在国会の真っただ中で、動物愛護法の改正に向けて大詰めに向かっているところです。超党派の国会議員の方々で作られている「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」が、繁殖業者やペットショップなどへの規制強化のために尽力くださっています。けれども一部の国会議員が反対しているようで、こうした業界に対する規制がゆるくなってしまうのではないかという可能性があるとのことです。一部というとなんとなく察しはつきますが。

この日はTOKYO ZEROキャンペーンの代表理事である藤野真紀子氏ならびに女優の浅田美代子さんやミュージシャンの世良公則さんや作詞家の湯川れい子さんという、そうそうたる顔ぶれの方々がいらっしゃっていました。超党派の議員の方々も、福島みずほ氏をはじめとする、多くの議員の皆さまがいらして、熱い議論を交わしていらっしゃいました。

各議員の方から現在の進み具合などの報告がありましたが、聞いているだけで歯がゆくなってしまったのが本音です。今回の改正で、子を親から離すのは最低でも8週齢からにするべきという規制を盛り込むだけでも、一部の議員の反対があったり、環境省のお役人が科学的根拠が必要だなどと、普通に聞いたら難癖でもつけてるのかと言いたくなるほどです。逆にどうして8週齢で親離れさせるのがだめなのかと聞きたいです。今や国際基準で考えると8週齢は当たり前ですし、国内外の研究でも早く親から離してしまうと問題行動を引き起こしやすいなどの研究結果も出ているとのことです。

また、福祉という言葉は、日本では人間に対して使われている言葉なので動物に使うことができない、という内容です。これもまた本当に腹立たしくなりました。動物に使っていけないという根拠がどこにあるというのか逆に聞いてみたいです。動物虐待の厳罰化にしろ、現行の2年をその倍に引き上げるのは難しいだの、とにかく法律を作るときには慣例があるのでそういったバランスも考える必要があるとか。いつまでたってもよくならない理由はこういうところにあるんだな、としみじみと思いました。とはいえここで踏ん張らなくては次の法改正は5年後となってしまいます。皆さまが熱を込めておっしゃっていましたが、動物の命は人間より短いです。どんどん先送りすればするほど救えるはずの命が救えなくなってしまいます。

動物を物扱いして金儲けの手段にしている繁殖屋やペット業界、まずはこうした闇の部分に光をあててその闇に潜んでいる元凶を根絶する必要があると思います。それを政治家が利権がらみで隠蔽してしまうのはもってのほかではないでしょうか。

医系の議員は、動物実験の動物を動物愛護法に含めることに真っ向から反対しました。こうして殺処分となって表に数字で出ているだけではなく、闇の中で葬られてしまう動物たちが大勢いるのだということも忘れないでもらいたいです。

国会期間中に、なんとしてもこの最低基準だけは盛り込んでもらいたいと心から思います。もちろん厳罰化もです。これだけではまだまだ国際基準には達していません。ここからがスタートなんだということです。

昔、父がよく言っていました。「世の中で一番怖いのはおばけでも猛獣でもなんでもない、生きた人間だ」と。本当に人間が一番残酷で恐ろしい存在だなと思います。動物の命を守るために絶対諦めずに訴えていこうと思ったわたしでありました。

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