パンダ笹団子のブログ

パンダちゃんや動物中心のブログです

タイで象に乗らないで

タイ旅行の観光アトラクションの一つとして象に乗れる、というのを聞いたことがあると思います。もしかしたら乗ったことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。象の背中に人間が座れる椅子がのせてあって、そこに人間が乗るというものです。しかしこのように観光収入目的で酷使されている象の現実を知っていただき、象に乗らないという選択をして下さい。

アニマルプラネットで、動物を保護している人達を特集していました。タイのBLESという象の保護区を創設したキャサリンという女性がいます。彼女は自分の子供達や地元の協力してくれる人達と共に、酷使されてきた象を引き取り、その余生をサンクチュアリで過ごしてもらうために、日々活動されています。タイでは昔から象を木材を運んだり、観光客を乗せたり、また、子どもの象を母親から引き離してサーカスに売ったりしています。タイでは家畜として飼われているのですが、飼い主は痛みと恐怖で象を抑えつけ、コントロールしています。そのやり方は、非人道的なもので、釘を手に、象の体に痛みを与えて抑えつけるのです。長い間そのような仕打ちをされて足首が傷だらけです。観光客が乗っているときに鼻で泥を体にかけたりすると、罰として釘で痛みを与えるそうです。長年観光客を乗せていたせいで、サンクチュアリに来る頃には背骨が折れる寸前だったりするそうです。サンクチュアリで初めて泥浴びするときは、恐る恐る浴びるらしく、それは人間から罰を与えられるのを恐れているのですよね。そのような現実を知らずに我々観光客は象に乗って楽しんでいるのです。サーカスに売られた子どもの象は、元々の習性と反した芸をするように、鞭打たれながら虐待を受け続けます。

人間が楽しむために動物を酷使することがあってはならないし、それを許してはいけないのです。象に乗らない、動物を酷使するサーカスに行かない、という選択をしてください。象が自然な姿で生活しているところを見ている方が幸せではありませんか?サーカスならシルク・ドゥ・ソレイユの素晴らしいパフォーマンスを見ている方が楽しくはありませんか?私たちは間違った選択をしてはいけないし、その選択が動物の未来を変えていくのだと思います。