パンダ笹団子のブログ

パンダちゃんや動物中心のブログです

毛皮を着るということ、知らないことの罪

寒さも厳しくなるこの季節、道行く人たちは皆暖かそうな装いで歩いていますよね。外を歩いていると、毛皮の縁取りをあしらったコートや毛皮のマフラーや毛皮のついた手袋などを身に着けている人を、日本ではまだまだ多く見かけます。ここまで毛皮の残酷さが叫ばれているにも関わらず、多くの日本のファッションブランドはファーフリー宣言をせず、たくさんの動物を殺して毛皮を売っています。そしてわたしたち消費者も何の疑問も持たずに供給されているものを手に取って購入しているわけです。売っているから買う。流行っているから買う。最近であればインスタ映えするから買う。というように、与えられたものを何の疑問も抱かずに受け入れてしまうのも問題ではないかなと思います。世の中には様々な物や情報があふれているため、自分で判断して選択していかなくてはなりません。ですから目の前にある商品がどういう素材でできていて、それはどこから調達されて、どのように作られているのか、ということを知ることはとても重要だと思うのです。かくいうわたしも毛皮がどういう過程を経てできているのか以前は知りませんでした。今考えるとすごく恥ずかしいですね。真実を知ったとき、とても衝撃的でしたし、どうして今までこんなに無頓着でいられたんだろうと、自分自身とても情けなく感じたものです。目の前にあるフワフワの毛皮がついたコートは動物の血と苦しみと恐怖、そして人間によって無残に殺されてできたものであるということを知ってもらいたいです。愛情の反対は無関心である。知らないということは罪である。どこかで聞いたような言葉ですが、そういうことなのです。

そういえば先月中国に行ったとき、やたら毛皮のついたコートを着ている人が多いなあと感じました。やはりアジア人の動物や自然環境に対する意識は欧米諸国より低いのでしょうか。日本の法律では、動物を物と同等にみなしていることから考えても、欧米諸国からは大きく後れをとっているのは明らかです。実際に毛皮の消費が減っているかというと、確かに昔に比べれば減っているとは思いますが、まだまだと言えますね。

一見きれいにおしゃれしているようでも、毛皮を堂々と身に着けている女性を見たとき、とても残念な気持ちになってしまうのはわたしだけでしょうか。