パンダ笹団子のブログ

パンダちゃんや動物中心のブログです

ブルックリンの勇敢な母猫~スカーレット~

TBSの「笑える!泣ける!動物スクープ100連発」という番組で紹介されていたエピソードに泣けてしまいました。

1996年のアメリカニューヨーク州ブルックリンでの出来事だそうです。

とある廃工場は地元の悪ガキどものたまり場みたいなところでしたが、そこの2Fでひっそりと1匹の猫が暮らしていました。ちょうど子猫が産まれたばかりでした。

ある日、そこから原因不明の出火があり、消防隊員が緊急出動して消火活動にあたりました。消火のさなか、消防士のデヴィッドは、どこからか声が聞こえてくるような感じがしたそうです。そこで「何か声が聞こえないか?」と周りの消防士たちに聞いてみたものの、誰も気づいていない様子でした。しかしデヴィッドは、気になるので見てくると言って中に入っていきました。するとそこにはなんと子猫が4匹いたのです。きっと母猫がいるに違いないと思ったデヴィッドは子猫4匹を他の隊員に預け、またもや燃え盛る建物の中に入って探しました。探し続けると、そこには子猫をくわえた母猫がいました。母猫は1匹ずつ炎の中から子猫を運びだしていたのです。その母猫は体中にやけどを負っており、まぶたもはれ上がっていました。すぐに母猫と子猫5匹を動物病院に連れて行ったそうです。子猫1匹は助からなかったそうですが、母猫と残りの4匹は奇跡的に助かり、子猫2匹ずつと母猫に分けてそれぞれ里親に引き取られたそうです。

母猫はスカーレットと名付けられて、里親さんの下で幸せに暮らし、今から10年くらい前に天国に旅立ちました。そしてスカーレットは亡くなった今でもずっと、勇敢な猫として語り継がれているとのことです。

スカーレットの本や絵本も色々出ているそうなので、アマゾンで探して早速買ってみました。洋書なので届くのはまだ先ですがとても楽しみです。

こちらのニュースにもエピソードが詳しくありましたよ。

news.biglobe.ne.jp

テレビ見ながら号泣してしまいました。動物の本能なのかどうかはわかりませんが、ものすごい愛と勇気を感じました。それにしてもデヴィッドという消防士さんがいなかったら助からなかったかもしれないですよね。久しぶりにとっても感動したお話しでした。