館山市城山公園のサルとキバタンの飼育について市に質問してみました
館山市城山公園のサルとキバタンの飼育について気になる点がいくつかあるので、館山市に質問してみました。
当初キバタンについては譲渡する予定になっていたようですが、途中でなんらかの事情により譲渡は取りやめたそうです。その理由については諸事情ということで明確にお答えすることはできないとのことでした。
現在飼育スタッフは２名のシフトにて行っているそうですが、わたしが行ったときには誰も人がいなかったので、どうも曖昧です。
わたしがよく行く上野動物園の飼育場には流水の水飲み場があり、いつでも飲みたいときに飲めるようになっていますが、ここではそのような設備がないため、飼育スタッフが給餌と給水を行っているそうです。
健康管理について、定期的な健康診断を今まで全く受けさせていなかったとのことで、今後は診てもらえる市内の獣医師を探すということでした。これを聞いて驚きましたが事実です。健康状態をみてあげないと心配です。
ランちゃんの檻の前に育児放棄をしたので別々にしていますという看板があったのでどうも不思議でならず、そのことも聞いてみました。当時ランちゃんとジョーちゃんが激しくケンカみたいなかたちになったのでやむを得ないという判断をしたらしい、とのことです。ただ、市の担当者がおっしゃるには、だいぶ前の話しをなんとなく聞いただけで、はっきりとは分からないそうです。当初オスとメスのつがいで城山公園に連れてこられていますが、ジョーが産まれて間もなくオスは亡くなったそうです。最初からあの２つの檻しかなかったとすると、そもそもランちゃんのいる檻に赤ちゃんのジョーちゃんを一緒にしておくにはあまりに狭くてストレスフルだったのではないかと思いました。だからケンカになってしまうのも仕方ないのではないかと。また、檻を最初から別々作ってあるために便宜上別々にしているだけではないかとも思われます。そのあたりも担当者には聞いてみましたが、明確なお答えはいただけませんでした。
現在キバタンのケージが一般の方から寄附されたとの報告が市のホームページに記載されてあります。
前の鳥かごがひどかったので、少しよくなった感もありますが、テンポラリーな対応ですのでまだまだこれからです。現在はサルとキバタンについて譲渡先を探している状況とのことでした。市としてもこれ以上設備投資をして改善できる見込みがないということですので、適正な飼育をしていただけるところに譲渡するしかないとのことです。
私自身も見ているかぎり、もう限界だと思います。一刻も早く譲渡先が決まるように頑張っていただきたいものです。もう少ししたら状況を見に行きたいと思っております。
